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CSWブログ

北海道に生まれた民間宇宙開発企業カムイスペースワークス。 略して「CSW」 ブログはこちらに引越しました。
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たまにはこんな(植松)
 

マスターグレードのジ・オです。
よせばいいのに、モノアイを発光させようと改造しはじめて、
図体のでかさのわりに、異様に小さい頭にくろうさせられました。
電池および発光スイッチは、お尻のカバーの中に入っています。
まだ、スミイレもウェザリングもしていないスッピンですが、
光らせてから違和感が・・・
ジ・オの目って、赤くなかったっけ?
ま、いいや。優しいモードのジ・オということで。

ガンダムのプラモデルは、凄まじいです。
箱のでかさと、部品数と、部品の重さで考えたら、費用対効果は
ものすごく高いです。お買い得な感じです。
おまけに、部品数がすごいし、説明書のページもすごいので、
かなり頭を使います。
丁寧にランナー切断跡を処理しないと、はめ合いがうまく行かないことも多く、
自動的にヤスリやサンドペーパーをつかうようになります。

そんなこと言ったって、しょせんは、好きなやつしか興味を持たないよ。
という意見もあります。
そうですよ。好きなことしかがんばれません。
大事なことは、どうやって、好きを増やすかなのです。

きらいと、にがてで、埋め尽くすことは可能です。
なんにもしなくてよくなります。
しっぱいもしません。
だから、気が楽です。
でも、間違いなく、能力が身に付きません。
自信が増えません。
自信が無いから、ますます、きらいと、にがてで、避けるようになります。
悪循環です。

先日、ロケット教室の感想文の中に、
6年生の女の子の文章で、
「私は、工作がにがてで、宇宙にも興味がなかったけど、
今日、私は工作が得意かもしれないと思いました。」
というのがありました。

でも、こういう子にであっても、
「お前のレベルなんて、まだまだ低い。うぬぼれるな。」
と言う人がいます。
こういう人は、自信が無い人です。
こういう人に、じゃあ、やってみなよ、と言っても、
「そんなの、興味がない。やる必要もない。」と決めつけて、回避します。
失敗して笑われることを恐れるからです。
笑われるという、他者評価におびえる人です。

ロケットつくって何になるの?
という人はいます。
ペーパークラフトも、プラモデルもそうですね。同じように、遊びだ、くだらない、
と言われてしまうことが多いです。

では、部活動でスポーツなどをやっている子のうちの、何パーセントが、
それを生業にしているでしょうか?

いやいや、部活では、礼儀やチームワークが身に付くんだよ。
という人もいます。
体罰は厳禁とされる教育現場において、部活動だけは、
人格否定の暴言と、体罰や、体罰よりも厳しいようなトレーニングが
ゆるされる空気があります。
こどもの試合でも、保護者やコーチの口汚いののしり合いが目につきます。
それで、礼儀が身に付くの?
礼儀って、大人の言うことを素直に聞くことですか?
挨拶の声が大きくて、お辞儀の角度が深いことですか?
サラリーマンNEOのコントじゃあるまいし。相手の偉さでお辞儀の角度を変えるとか?

もちろん、すべての部活がこうではありませんが、
メンタルトレーニングや、コーチングを知ってる人は、
そうだよなあ、そういうケースはあるなあ、と問題にうなずく人もいるでしょう。

本当の礼儀は、尊敬から生まれると思います。
そして尊敬は、自信が無ければできません。
自分を守るために、周りを見下す人は、尊敬など出来ないでしょう。
ならば、自信を育てることが、礼儀を育てることになるのではないでしょうか?
それは、スポーツ以外でも可能なはずです。

先日、小学校でロケット教室をしたとき、
僕が荷物を片付けていたら、それをみていて、僕が必要とするものを、
なんの指示もしないのに、さっ、さっ、と手渡してくれる子がいました。
結構重たい箱を、細い体でしっかり運んでくれました。
かっこいい!とおもいました。
その子になら、礼が尽くせます。本当に感謝です。

僕は、こども達と関わるとき、赤ちゃん言葉をつかいません。
見下していないからです。
命令も、強制も、自分の人生の長さだけを自慢したりもしません。
なぜならこども達は、尊敬に値する人間だからです。
体力がなくて当たり前です。パワーはほぼ体重に比例します。
知識がなくて当たり前です。教えてあげればいいだけです。
大人であることを強調し、こどもあつかいする必要なんてないです。

好きを伸ばすこと。
それは、きっと自信につながります。
自信が身に付くと、尊敬できるようになり、礼儀が身に付きます。
もちろん、弱者を見下したりするはずもありません。

自分の知らないことを、「知る意味もないくだらないこと」と見下さず、
知ればいいです。どんな意味があるのか考えたらいいです。
ガンダムのプラモデルは、その精密さと、価格の安さと、毎回品質が向上することと、しかも国内工場で作ってる、ということに、驚愕すべきです。
そして、どうやってるのか考えて、調べたらいいです。
それは、自分のビジネスや、人生にも、役立つ知識になるはずです。

「そんなのくだらない」という人の人生は、きっと「くだらない」ものになります。
もったいないです。

女の子でもプラモデルが好きな子がいますが、たいていは、クラスメートの「普通」によって、あきらめることになります。
こども達の「好き」を伸ばせるのは、それを認めることが出来る大人です。
「好き」を持つ大人です。


セカンドトライは、ケンプファー。
この造形は、なかなかすてきです。
産業製品のデザインに関しては、日本はヨーロッパにちょっと劣るような気がするけど、
アニメのメカデザインに関しては、世界一じゃないかな、という気がします。
もっと、賞賛されてよい能力のような気がします。





| - | 09:01 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
批判覚悟で書いてしまいます

実はあのままあのクラブにいたらどうなっていただろうと妄想というシミュレーションをすることがあります

きっと何人か殺していたと思います。

だってクラブの実情をネットで晒して痛い思いさせても分からないんだから、殺すしかないでしょう。人が何人か死ねば役所だって動くんだもの、少しは動きが出るだろうなんて思うこともあるんです。

けどそれをやっちゃおしまいでしょ
本当に悲しみしか残らなくなる。

北風と太陽で旅人のマントを吹き飛ばせないからって機銃掃射したらおしまいですもんね。

結局あの環境ではそうなるしかないよね
じゃあ、どうやって動くようにするべきだったのか?

植松さんの言う「好き」を増やすことだったのかなあと思います。

今の世というか、努力しないやつは死ね!みたいな環境って大気圏に突入して誰かが燃え尽きるのを待つような環境だよなあ。これじゃいかんよなあ
だからって護送船団だと努力しなくなる。

>「そんなのくだらない」という人の人生は、きっと「くだらない」ものになります。
もったいないです

ということを以下に気が付かせるかだったのかなと思います。

| 高橋徹哉 | 2011/03/10 1:24 PM |
人を呪えば穴二つ。
腹が立つ相手は、殺すだけ損です。
そんな人間のために、自分の貴重な人生を、牢屋に入って過ごす必要はありません。
また、腹が立つ相手のせいで、自分を責めて、そして、心を病んでしまうのも、もったいないです。

CAPでは、嫌な状態に対しては、
「いやだと言う」
「相談する」
「逃げる」
という3つの方法があるとしています。

「嫌だ」といって、「ごめんね」と言ってくれるのは、相手に悪意がない場合だとおもいます。
誰かに相談して解決するのは、相手が話を聞いてくれる場合か、相手が法律などに違反していて、物理的に対処できるときだと思います。

相手が、話を聞く気がなく、
悪意があり、法律に違反しないすれすれでひどいことをしてくる場合は、「逃げる」なのだと思います。

逃げて、明日かたきをうつのです。
相手の価値観なんかに支配されない領域で生きるといいです。

大事なのは、逃げた自分を責めないで、
「よく生き延びたよ」とほめることです。
逃げた自分を責めると、逃げる状態を作った相手を呪うことになります。

だから、逃げ延びた、サバイブした自分をほめてください。
そして、未来をつかみましょう。

| 植松 | 2011/03/10 1:59 PM |
事後の報告で申し訳ないのですが
直上のCAPの話について
私のmixiの日記に引用しました
ものすごい共感を呼んでいます。
| 高橋徹哉 | 2011/03/11 9:15 AM |









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