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CSWブログ

北海道に生まれた民間宇宙開発企業カムイスペースワークス。 略して「CSW」 ブログはこちらに引越しました。
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よく飛ぶ紙飛行機(植松)


あまり焦らないように作ってみて、約20分。
まだ接着剤が乾いていません。
乾くまで、まだ30分はかかるかな。
これだと、1時間や、45分の授業の中で使うのは難しいですね。

この紙飛行機は、二宮康明さんの極初期の設計です。
現在の機体よりも、重心位置は前にあり、また、胴体も太いです。
尾翼も二枚重ねになっているので、やや重いです。
しかし、丈夫です。
重心位置を後退させると、水平尾翼が飛行機を浮かす力にかかわるようになります。
(重心位置が前だと、水平尾翼はお尻を下げる力を生む傾向なので、全体の揚力が減ります。)
飛行性能は良くなりますが、調整がやや難しくなるほか、外乱に弱くなる傾向があります。

この古い設計の機体は、丈夫で、調整も容易です。
最新のものから見たら、飛行性能はやや低いですが、
それでも、上手に調整すれば、体育館の端から端くらいは楽に飛びます。
子ども達ががんがん遊ぶためには、ちょうどいい感じです。

この飛行機を作るたびに思い出すのは、永田先生です。
子ども達と一緒に、この紙飛行機を作ったことがあります。
かなり真剣に作ってました。
そして、調整もしていました。
子ども達と一緒に、飛距離の競争をして、ぶっちぎりの一位になったとき、
おもいっきりガッツポーズして、やった!といいました。
その大人げのなさが最高です。
まだ、出会って日が浅いころのことでしたから、その一件でますます好きになりました。

航空機や力学などに興味のある人は、
生まれて初めてこの飛行機を作っても、
その仕組みがとても本物に近いことに気付いてくれます。
そして、真剣に調整してくれます。

興味が無い人は、「紙飛行機だろ、子どもの遊びだろ」になってしまいがちです。
もったいないなあ、と思います。

先日、稚内の方の小学校でロケット教室があったとき、
沢山の保護者の方も参加してくれました。
でも、ロケット製作に口出しできないから、しょうがないから、
かれらは真剣にこの紙飛行機作ってくれました。
沢山のお母さんたちが、そらもう真剣です。
とてもうれしくなりました。

航空機の研究をしようとおもったら、
いくらでもできます。
スケールモデルや、紙飛行機で試験飛行はできます。
風洞が無くたって、とばしゃあいいんです。

この紙飛行機に興味を持ってくれる人。がんばって作る人。
僕はとても好きです。
今日は高校で講演です。
この飛行機は、講演の途中で使う予定です。
興味を持つ子はいるかなあ。いたらいいなあ。
| - | 08:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









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