2011.10.01 Saturday
世界初は世界一(植松)
昨日であった学生さん達への返信が長くなりすぎましたので、
こちらに書きます。
僕は、人間にとってかなり重要な資質は、
やりたがり、しりたがり、ではないかな、と思っています。
そしてさらに重要なのは、
なぜやりたいのか?をしっかり考えることです。
手段と目的を間違えないことが重要です。
「わかんね」で終わらせないで、
見えなくてもいいから、見つめてほしいです。
いつか、ぱっと見えるようになることがあります。
大学は、知りたいことがあれば、素晴らしい経験を積める環境です。多くの世界とつながる人材と関わることもできます。
でも、まわりの人を見回して、ま、こんなもんでいいかな、と手を抜くと、限りなく手を抜けます。
その場合は、経験は積めません。学費も時間も無駄になる可能性が高いです。
また、いきなり出会う専門用語に負けてしまうこともありますから、ぜひ、高校の間から、自分の進学先で学ぶはずの専門的な勉強に、少しでいいから触れていてください。
有名になる。賞をもらう。これは、長い行列の後に並ぶと、とても大変なことです。
でも、誰も並んでいない分野を切り開くと、わりとトップに立てます。
いまでは音楽に当たり前のシンセサイザーも、最初は邪道だと否定されていました。
「最初」は認めてもらえません。否定されます。でも、「すべき」と思ったら極めて見ると、世界初で世界一、になる可能性が高まります。
もちろん、それではなかなか食えないかもしれません。だから、食い扶持を見つけ、でもそれに埋没しないで、時間を作り出して、すべきことをするのです。
大事なことは、時間を大切にするということです。
自分が費やす時間は、自分の知恵と経験になってるかな。信頼と愛情になってるかな。
それを、ほんの少し考えるだけで、人生は濃密になります。
お金の使い方も同じですね。
僕らが持ってる資本は、自分の体と、心と、時間と、そして少しのお金です。
それを有効に使う方法を考えましょう。
すべてをゼロから自分でやろうとすると、なかなか進化できません。
だから、昔の人の足跡を活用しましょう。
昔の人が苦労してたどった道を、走って抜けるのです。
だから、伝記を読んでほしいです。
これからは、就職はかなり厳しくなるでしょう。
なぜなら、単純な作業は海外やロボットのものになり、
また、指示されたことだけをする人材も、外国の熱心な人や、ロボットに負けるからです。
だから、複雑で、指示されないこと、をできるようにしておくべきです。
(これからも、ロボットを導入するほどの規模ではなくて、日本語が重要で、安く仕事をしたい職業では、日本人は必要とされますが、新人を使った方が安いですから、長くは勤められない可能性が高いです。)
それが、「考える」です。研究や開発です。
だから、いまから自分なりの「自由研究」が大事です。
読む。かく。作る。調べる。とても大事です。
きっと、校長室に来るとき、緊張したはずです。
「いいのかな?」って迷ったはずです。
遠慮や、躊躇もあったと思います。
でも、そこを踏み越えてくれました。
「なぜ、踏み越えたのか?」も考えてみたらいいです。
それは、これからもみんなを前に押し出すパワーになるかもしれません。
いま、企業はとても困っています。
人材を雇用するということが、とても大変になっています。
だから、口コミの信頼も重要になっています。
それを、コネとか言って、うらやんではいけません。
すでに社会に出ている人から、「この子は大丈夫」と太鼓判を押されるって、
とても大事なことです。
そのためには、多くの大人と関わるのが大事です。
昨日、ボランティアで清掃にも行っていましたね。
今日は、仙台までボランティアに行く人もいるみたいですね。
そういうときに、そこにいる大人と、人間としての信頼と愛情を高めるのです。
それは、やがて自分を支える大きな力になります。
だから、市の広報などもしっかり見た方がいいです。
そこに書かれているボランティアや、教室などに、なるべく参加してみたらいいです。
もちろん、自分が講師をすることもできるようになりますよ。
それはもう、素晴らしい知恵と経験を与えてくれるはずです。
みんなは、社会人になるのです。
社会とは、そんなに都合の良いものではありません。
でも、社会とは、力をあわせる人の集まりです。
助け合いの集大成です。
助けるためには、その人のできないことができた方がいい。
だから、個性や、個人の経験が、とても重要なのです。
みんなの心のざわめきを大切にしてください。
ざわめきを、なぜだろう?だったらこうしてみたら?と考えるのです。
不満を愚痴として放出するのではありません。
「言うだけ」では、前になかなか進みません。
だから、考える、のです。
他人の意見を鵜呑みにしてはいけません。
(もちろん、僕の意見もですよ。)
相反する意見とくらべ、そしてやっぱり考えるんです。
人生は思ったよりは長いです。
人生は一発では決まらないです。
でも、決まらなかった経験も、人の人生の彩りです。
僕も、「昔、こうしていたら」なんて思うこともありますが、
もしそうしていたら人生が変わってしまいます。
今の人生も、結構好きだから、ま、いいかな。って思ってます。
どうせ、考えたって、変わらないけどね。
かえられるのは、未来だけです。
僕は、リサイクル用のマグネットを作ろうと思ったとき、
それを実現できる企業が無かったので、
就職することはできませんでした。
だから、借金をして、自分で会社を作ることになりました。
この世に存在しない仕事をしようと思ったら、
自分でやってみる。その結果会社ができる。という道しかなくなるかも。
だから、就職情報誌の中から夢を探すべきではないのだと思います。
世の中の、悲しいことや苦しいことや不便なことをなんとかしよう、
という気持ちから、すべき仕事が見えてくるのかもしれません。
未来は明るいです。
一緒にがんばりましょう。
こちらに書きます。
僕は、人間にとってかなり重要な資質は、
やりたがり、しりたがり、ではないかな、と思っています。
そしてさらに重要なのは、
なぜやりたいのか?をしっかり考えることです。
手段と目的を間違えないことが重要です。
「わかんね」で終わらせないで、
見えなくてもいいから、見つめてほしいです。
いつか、ぱっと見えるようになることがあります。
大学は、知りたいことがあれば、素晴らしい経験を積める環境です。多くの世界とつながる人材と関わることもできます。
でも、まわりの人を見回して、ま、こんなもんでいいかな、と手を抜くと、限りなく手を抜けます。
その場合は、経験は積めません。学費も時間も無駄になる可能性が高いです。
また、いきなり出会う専門用語に負けてしまうこともありますから、ぜひ、高校の間から、自分の進学先で学ぶはずの専門的な勉強に、少しでいいから触れていてください。
有名になる。賞をもらう。これは、長い行列の後に並ぶと、とても大変なことです。
でも、誰も並んでいない分野を切り開くと、わりとトップに立てます。
いまでは音楽に当たり前のシンセサイザーも、最初は邪道だと否定されていました。
「最初」は認めてもらえません。否定されます。でも、「すべき」と思ったら極めて見ると、世界初で世界一、になる可能性が高まります。
もちろん、それではなかなか食えないかもしれません。だから、食い扶持を見つけ、でもそれに埋没しないで、時間を作り出して、すべきことをするのです。
大事なことは、時間を大切にするということです。
自分が費やす時間は、自分の知恵と経験になってるかな。信頼と愛情になってるかな。
それを、ほんの少し考えるだけで、人生は濃密になります。
お金の使い方も同じですね。
僕らが持ってる資本は、自分の体と、心と、時間と、そして少しのお金です。
それを有効に使う方法を考えましょう。
すべてをゼロから自分でやろうとすると、なかなか進化できません。
だから、昔の人の足跡を活用しましょう。
昔の人が苦労してたどった道を、走って抜けるのです。
だから、伝記を読んでほしいです。
これからは、就職はかなり厳しくなるでしょう。
なぜなら、単純な作業は海外やロボットのものになり、
また、指示されたことだけをする人材も、外国の熱心な人や、ロボットに負けるからです。
だから、複雑で、指示されないこと、をできるようにしておくべきです。
(これからも、ロボットを導入するほどの規模ではなくて、日本語が重要で、安く仕事をしたい職業では、日本人は必要とされますが、新人を使った方が安いですから、長くは勤められない可能性が高いです。)
それが、「考える」です。研究や開発です。
だから、いまから自分なりの「自由研究」が大事です。
読む。かく。作る。調べる。とても大事です。
きっと、校長室に来るとき、緊張したはずです。
「いいのかな?」って迷ったはずです。
遠慮や、躊躇もあったと思います。
でも、そこを踏み越えてくれました。
「なぜ、踏み越えたのか?」も考えてみたらいいです。
それは、これからもみんなを前に押し出すパワーになるかもしれません。
いま、企業はとても困っています。
人材を雇用するということが、とても大変になっています。
だから、口コミの信頼も重要になっています。
それを、コネとか言って、うらやんではいけません。
すでに社会に出ている人から、「この子は大丈夫」と太鼓判を押されるって、
とても大事なことです。
そのためには、多くの大人と関わるのが大事です。
昨日、ボランティアで清掃にも行っていましたね。
今日は、仙台までボランティアに行く人もいるみたいですね。
そういうときに、そこにいる大人と、人間としての信頼と愛情を高めるのです。
それは、やがて自分を支える大きな力になります。
だから、市の広報などもしっかり見た方がいいです。
そこに書かれているボランティアや、教室などに、なるべく参加してみたらいいです。
もちろん、自分が講師をすることもできるようになりますよ。
それはもう、素晴らしい知恵と経験を与えてくれるはずです。
みんなは、社会人になるのです。
社会とは、そんなに都合の良いものではありません。
でも、社会とは、力をあわせる人の集まりです。
助け合いの集大成です。
助けるためには、その人のできないことができた方がいい。
だから、個性や、個人の経験が、とても重要なのです。
みんなの心のざわめきを大切にしてください。
ざわめきを、なぜだろう?だったらこうしてみたら?と考えるのです。
不満を愚痴として放出するのではありません。
「言うだけ」では、前になかなか進みません。
だから、考える、のです。
他人の意見を鵜呑みにしてはいけません。
(もちろん、僕の意見もですよ。)
相反する意見とくらべ、そしてやっぱり考えるんです。
人生は思ったよりは長いです。
人生は一発では決まらないです。
でも、決まらなかった経験も、人の人生の彩りです。
僕も、「昔、こうしていたら」なんて思うこともありますが、
もしそうしていたら人生が変わってしまいます。
今の人生も、結構好きだから、ま、いいかな。って思ってます。
どうせ、考えたって、変わらないけどね。
かえられるのは、未来だけです。
僕は、リサイクル用のマグネットを作ろうと思ったとき、
それを実現できる企業が無かったので、
就職することはできませんでした。
だから、借金をして、自分で会社を作ることになりました。
この世に存在しない仕事をしようと思ったら、
自分でやってみる。その結果会社ができる。という道しかなくなるかも。
だから、就職情報誌の中から夢を探すべきではないのだと思います。
世の中の、悲しいことや苦しいことや不便なことをなんとかしよう、
という気持ちから、すべき仕事が見えてくるのかもしれません。
未来は明るいです。
一緒にがんばりましょう。