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CSWブログ

北海道に生まれた民間宇宙開発企業カムイスペースワークス。 略して「CSW」 ブログはこちらに引越しました。
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ちょーだい。じゃなくてさ(植松)
 ちょーだい。

僕は学校によばれていくときは、ペーパークラフトや紙飛行機の型紙と、見本の完成品を持っていきます。
すると、見本の完成品を見た子ども達が、「ちょーだい」といいます。

僕の部屋に来た子ども達も、多くが、「このプラモデルちょーだい。」といいます。

自分で作ればいいんだよ。
自分でお金をやりくりして買えばいいんだよ。
と言うのですが、その答えは、
「むりー」です。
だからぼくに、「無理って言っていいんだっけ?」と言われます。
「だったらこうしてみたら?って考えてみたら?」と言うと、
「ちょーだい」になることが多いです。

面白いのは、僕の話を聞いてくれた子達は、「ちょーだい」って言う子の
割合がうんと減る、ということです。

作れないから。
お金がないから。
だから「ちょーだい」

これは大人の影響かも。
「それ欲しー。」って言うとき、お金のことしか頭に浮かんでいないなら、
それは、「ちょーだい」な考え方かもしれません。

なぜ欲しくなったのか?
それはどうやって作られているのか?
僕はさらに、原価はいくらぐらいかな?っても考えます。
さらに、自分だったらこうするな。とも考えます。
それを使って、どんなことができるかな?どんな価値を生み出すかな?
って考えます。
そうすると、突発的な「ほしー!」という心が静まります。
本屋に行って、調べたくなり、結果的には本屋でお金を使うことになるケースが多いかな。

確かに、ストレスがすごいときには、買い物で発散できることもあります。
でも、そういうときは、僕の場合はとにかく買い物で発散できるようで、
しかも、ホームセンターや本屋や模型屋、という場所が重要なようなので、
とにかくホームセンターにいき、会社で必要な消耗品などを買うようにしています。
割とすっきりするし、無駄遣いにならないです。

僕はプラモデルや空気銃を、きっと通常の感覚だと「おかしい」くらい持っています。
でも、ひとつひとつに意味を考えて買っています。
また、それらの多くは、中古屋さんで買っています。
最近は、中古屋さんがすごく増えていて、僕はうれしいです。

ちょーだい。から抜け出せないままおとなになると、
ちょーだい!は、あきらめに変わるのかもしれません。
もしくは、「不要だと思うために見下す」になるのかもしれません。
だから、やっぱり、「なぜ欲しいのか?」をしっかり考えるべきだと思います。
あきらめると、納得する、は正反対です。

僕は、子どもの頃に、二宮先生の紙飛行機の本と出会いました。
その第一集は、秀逸でした。
厚紙の部品のページもあるのですが、それ以外に、もっと魅力的な飛行機達の部品が、
うすい通常の紙に印刷されていたのです。
「トレーシングペーパーに写し取れ」と書いてありました。
「それをケント紙にうつせ」とも書いてありました。
さらに、「紙には、曲げやすい方向「目」がある。」とも書いてありました。
そのおかげで、僕は、どんなペーパークラフとの本も切り抜かずに
複写して何度も何度も作れたから上達し、ついにはものづくりの仕事ができるように
なったのです。
本を切っていたら、何度も買うお金がもったいなくて、あきらめたと思います。

買うしかない。もらうしかない。
じゃなくて、
自分でなんとかする。を考えると、いいことがあるかもしれません。



| - | 07:49 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
初めてコメントいたします。
二宮先生の紙飛行機の本は、一時期夢中になりました。「ソアラー」というグライダーがすごくよく飛んだ記憶があります。プラモデルも一時期夢中になりました。中学の頃、担任の教師に「武器というのは人殺しの道具だ。人殺しの道具の模型を作るのはよくない。」と言われたときもありますが、社会人になるまで作り続けました。同じダイムラーベンツのエンジンを積んでいても、イタリアのマッキMc202と日本陸軍の三式戦闘機「飛燕」では違いがけっこうあるというのは面白いなあと思ったりしながら、作っていました。
航空機、艦船を中心に製作しました。

私は歴史・地理が得意でしたが、ものづくりのほうにあこがれ、船や飛行機を作る仕事がしたと思い、工学系に進学しました。「数学苦手なのに、何で工学部へ進学するの?」と高校の先生たちは冷めた目線でした。何とか夜学ですが機械工学科に入学した後、産業機械設計の会社に就職しました。が、8年ほどお世話になった後退社し、東南アジアで働いた後日本に帰国し、今はアルバイトをしながら行政書士という資格の取得を目指しております。なんだか変化に富んだ人生だと感じております。だから周りからいろいろ言われます。「考えが甘い」、「安易に会社やめるからそうなるんだよ」
ただ、今の自分の目標はあきらめることなく、この先も進んでいきたいとおもいます。
| 飛行艇 | 2011/10/18 10:51 PM |
はじめまして。
昨日(10月20日)講演をきいた生徒です。
まだお礼の手紙は学校からわたされてないんですかね?私は思ったことを書いたら長くなってしまいました。字がきたないのでよめないかもしれません。。
昨日、はじまる前、講演が二時間もあることを知りいつものように寝てしまうかと思ってたんですが、植松さんの講演はききやすくてあきなくておもしろくて興味深くて、授業より感動しながら聞かせていただきました。
ありがとうございました。
| 彩華 | 2011/10/21 11:17 PM |
はじめまして。
日経ビジネスで植松さんを知り、ここにたどり着きました。
ちょうだい・・子供達の口癖のような世の中。
子供には未知の可能性があります。
それを大人がなくしてしまっています。
「無理」って言葉は、産まれたばかりの赤ちゃんにはありません。育てていく大人が教えてしまってるのです。

もっともっと、植松さん考えを知りたいとおもっています。

| kaori | 2011/10/25 8:42 PM |
おはようございます、谷益美と申します。

先日の高松での講演を拝聴致しました。

大学や講演で話をする際に是非伝えたい!と思うたくさんのキーワードを頂き、心にしっかり沁み入りました。

一緒に聞きにいった友人も、「聞いて良かった」との感想。

もちろん私もその幸運を噛み締めつつ、同時に「良かった」で終わっちゃイカンとも、強く思ったのです。

頂いたキーワードを学生達に伝え、
分かり易い語り口調を参考にするように工学部の院生に伝え、
色んな企業で働くひとたちに、「どーせ無理」と言わなくてすむ考え方を共有し、
我が子の小さな失敗を寛容に受け止める自分になります。
(最後がいっちゃん難しい・・(苦笑))

いつか工場に伺い、直接ご挨拶する日を迎えたいと願っています(また新しい夢が出来ました(笑))。

素敵な学びの場を、本当にありがとうございました!
| 谷 益美 | 2011/10/26 5:51 AM |









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