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CSWブログ

北海道に生まれた民間宇宙開発企業カムイスペースワークス。 略して「CSW」 ブログはこちらに引越しました。
ちょーだい。じゃなくてさ(植松)
 ちょーだい。

僕は学校によばれていくときは、ペーパークラフトや紙飛行機の型紙と、見本の完成品を持っていきます。
すると、見本の完成品を見た子ども達が、「ちょーだい」といいます。

僕の部屋に来た子ども達も、多くが、「このプラモデルちょーだい。」といいます。

自分で作ればいいんだよ。
自分でお金をやりくりして買えばいいんだよ。
と言うのですが、その答えは、
「むりー」です。
だからぼくに、「無理って言っていいんだっけ?」と言われます。
「だったらこうしてみたら?って考えてみたら?」と言うと、
「ちょーだい」になることが多いです。

面白いのは、僕の話を聞いてくれた子達は、「ちょーだい」って言う子の
割合がうんと減る、ということです。

作れないから。
お金がないから。
だから「ちょーだい」

これは大人の影響かも。
「それ欲しー。」って言うとき、お金のことしか頭に浮かんでいないなら、
それは、「ちょーだい」な考え方かもしれません。

なぜ欲しくなったのか?
それはどうやって作られているのか?
僕はさらに、原価はいくらぐらいかな?っても考えます。
さらに、自分だったらこうするな。とも考えます。
それを使って、どんなことができるかな?どんな価値を生み出すかな?
って考えます。
そうすると、突発的な「ほしー!」という心が静まります。
本屋に行って、調べたくなり、結果的には本屋でお金を使うことになるケースが多いかな。

確かに、ストレスがすごいときには、買い物で発散できることもあります。
でも、そういうときは、僕の場合はとにかく買い物で発散できるようで、
しかも、ホームセンターや本屋や模型屋、という場所が重要なようなので、
とにかくホームセンターにいき、会社で必要な消耗品などを買うようにしています。
割とすっきりするし、無駄遣いにならないです。

僕はプラモデルや空気銃を、きっと通常の感覚だと「おかしい」くらい持っています。
でも、ひとつひとつに意味を考えて買っています。
また、それらの多くは、中古屋さんで買っています。
最近は、中古屋さんがすごく増えていて、僕はうれしいです。

ちょーだい。から抜け出せないままおとなになると、
ちょーだい!は、あきらめに変わるのかもしれません。
もしくは、「不要だと思うために見下す」になるのかもしれません。
だから、やっぱり、「なぜ欲しいのか?」をしっかり考えるべきだと思います。
あきらめると、納得する、は正反対です。

僕は、子どもの頃に、二宮先生の紙飛行機の本と出会いました。
その第一集は、秀逸でした。
厚紙の部品のページもあるのですが、それ以外に、もっと魅力的な飛行機達の部品が、
うすい通常の紙に印刷されていたのです。
「トレーシングペーパーに写し取れ」と書いてありました。
「それをケント紙にうつせ」とも書いてありました。
さらに、「紙には、曲げやすい方向「目」がある。」とも書いてありました。
そのおかげで、僕は、どんなペーパークラフとの本も切り抜かずに
複写して何度も何度も作れたから上達し、ついにはものづくりの仕事ができるように
なったのです。
本を切っていたら、何度も買うお金がもったいなくて、あきらめたと思います。

買うしかない。もらうしかない。
じゃなくて、
自分でなんとかする。を考えると、いいことがあるかもしれません。



| - | 07:49 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
ハングリー、フーリッシュ(植松)
ジョブズさんがお亡くなりになられました。
とても残念ですが、成仏できないと困るから、おつかれさまです、といいます。
あ、成仏って概念がないかな。
僕もブッディストじゃなかったし。

僕のパソコン歴は、最初はMZシリーズです。
そして、大学に行って、ヒューレットパッカードに触れました。
会社に入って、いきなり、マルチウィンドゥのワークステーションの前に座らされました。
シリコングラフィックのアイリス4Dです。
それまで、真っ黒の画面に、白もしくは緑の文字だけが表示されているだけだったのが、
やけに小さい字で、しかもそれが読めるほどの解像度で、おまけに、いくつも画面が開ける。

これって、何台ものパソコンを使えるってことだよな、と感動しました。
日本語の説明書はないから、がんばってね。という恐ろしいスタートでした。
そこで、広島の技術者の方に助けられました。
技術的にも、人間的にも、学ばせていただきました。

そのころ、会社にマッキントッシュがやってきました。
小さいくせに、いろんなことができました。
使い慣れてしまいました。(まだ白黒画面でした。)

そして、北海道に帰り、やっぱり仕事にパソコンが欲しくなります。
なんと、マッキントッシュのかなり高性能なやつが、安くなっています。
うれしくてすぐに買いました。

それ以後、現在にいたるまで、アップル社の製品にはお世話になりっぱなしです。
その概念や発展には、刺激を受け続けています。

今日がずーっと続けばいいな、と思い込んではいけない。
だって、世界は変化してるんだもの。
変化に気がつかないふりをして、今日を続けようとしてはいけない。
何もしないが、今日を続ける、ではない。
だって、世界は変化している。

しりたがりと、やりたがり。
無知故の奇跡。

ジョブズさんを惜しんでうつむくのではなく、
彼の見ていた星を視野に入れつつ、自分の目指す星を見つめよう。
夜空を見上げよう。
すくなくとも、見上げるって行為は、僕もジョブズさんも同じだかも。

ジョブズさんの死で、「もうだめだ」にならないように。
彼を「その手があったか!?」とうならせるような奇跡に挑もう。
がんばらなくちゃね。

でも、とても、とても、惜しいです。
| - | 08:40 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
冬だ(植松)
昨日の夜、23時に会社にたどり着きました。
福山、遠い。
関空、不便。
広島空港と岡山空港、もとの便数に戻ってほしい。
(燃費がよく、維持費が安い小型機を沢山飛ばすためには、離発着料金を下げるのと、運行にかかわる人の人件費を下げるのが有効かも。離発着料は、行政が決めれます。人件費の問題は、生きていくために必要なコストの削減が有効かも。)

千歳からの帰り道。
外気温は、4度。
それが、赤平に向かって北上するほどに低下する。
3度。
2度。
路面はぬれています。
橋の上とか、緊張します。
凍ってないか。
まだ夏タイヤなんだよお。

でも、滑ること無く、無事に帰り着きました。

疲れていることを自覚し用心するための目安は、
駐車場に車を止めるときにわかります。
いつもなら意識せずにできることが、できなくなってる。
まっすぐとめられない。
そんなときは、気をつけないといけません。

人は、ピンチのときには能力が低下します。
判断も間違えるし、思考も間違うし、いらつきます。
普段なら許せることも、許容できることも、できなくなります。

そんなときは、寝た方がいいです。
というか、寝るしか無いです。
できれば、目覚まし時計をセットしないですむといいです。
できれば、次の日に予定が無いと幸せです。

会社のみんなで観光バスに乗っています。
日陰が凍ってる山道を走ってます。
僕は、バスが滑らないか心配です。
なんでも、その先にある、凍りかけた湖を見るのだそうです。
ものすごく怖い思いをしてるうちにバスが止まります。
そこに、本屋がありました。
古くて小さい本屋ですが、中には、あるわあるわ。
えー、こんな本でてたの!?
どんどん買います。
お店は閉店時間みたいです。焦って買います。
レジで計算してもらいます。
そのとき、なんだかものすごい音。
目覚まし時計です。
目覚まし時計をとめました。
もう一度眼をつぶりました。
はやくお金払わないと。お金払ってから起きよう。

って、買えないじゃん!夢じゃん!二度寝しても意味ないじゃん!
と、まるで、サラリーマンNEOの「じゃん!」というコントのように
がっかりしながら眼を覚ましました。
惜しい夢でした。
夢落ちをひっぱるなってね。

昨日の福山では、招いてくれた人達がとてもいい人達でした。
社長さんも素敵な人でした。
来てくれた人もいい人でした。
ここから、あたらしく、いいことの連鎖が始まるかもしれない、と
感じることができました。

今日は、中学生が見学に来てくれます。うれしいです。
その後、札幌に移動して講演です。
今週は、ちょっと移動距離が多いです。おおよそ1500キロくらい。
気をつけて運転します。

月末、月初は、疲れるから心の余裕が無くなるから気をつけます。


| - | 06:28 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
気をつけなくちゃ(植松)
新大阪から福山への新幹線。

見慣れない色。デスラー総統色。

行き先は、なんと鹿児島。

寝過ごすと、鹿児島に行ける。

おそろしい・・・。

寝過ごさないように気をつけよう。
| - | 11:11 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
世界初は世界一(植松)
昨日であった学生さん達への返信が長くなりすぎましたので、
こちらに書きます。

僕は、人間にとってかなり重要な資質は、
やりたがり、しりたがり、ではないかな、と思っています。
そしてさらに重要なのは、
なぜやりたいのか?をしっかり考えることです。
手段と目的を間違えないことが重要です。
「わかんね」で終わらせないで、
見えなくてもいいから、見つめてほしいです。
いつか、ぱっと見えるようになることがあります。

大学は、知りたいことがあれば、素晴らしい経験を積める環境です。多くの世界とつながる人材と関わることもできます。
でも、まわりの人を見回して、ま、こんなもんでいいかな、と手を抜くと、限りなく手を抜けます。
その場合は、経験は積めません。学費も時間も無駄になる可能性が高いです。
また、いきなり出会う専門用語に負けてしまうこともありますから、ぜひ、高校の間から、自分の進学先で学ぶはずの専門的な勉強に、少しでいいから触れていてください。

有名になる。賞をもらう。これは、長い行列の後に並ぶと、とても大変なことです。
でも、誰も並んでいない分野を切り開くと、わりとトップに立てます。
いまでは音楽に当たり前のシンセサイザーも、最初は邪道だと否定されていました。
「最初」は認めてもらえません。否定されます。でも、「すべき」と思ったら極めて見ると、世界初で世界一、になる可能性が高まります。

もちろん、それではなかなか食えないかもしれません。だから、食い扶持を見つけ、でもそれに埋没しないで、時間を作り出して、すべきことをするのです。
大事なことは、時間を大切にするということです。
自分が費やす時間は、自分の知恵と経験になってるかな。信頼と愛情になってるかな。
それを、ほんの少し考えるだけで、人生は濃密になります。
お金の使い方も同じですね。

僕らが持ってる資本は、自分の体と、心と、時間と、そして少しのお金です。
それを有効に使う方法を考えましょう。

すべてをゼロから自分でやろうとすると、なかなか進化できません。
だから、昔の人の足跡を活用しましょう。
昔の人が苦労してたどった道を、走って抜けるのです。
だから、伝記を読んでほしいです。

これからは、就職はかなり厳しくなるでしょう。
なぜなら、単純な作業は海外やロボットのものになり、
また、指示されたことだけをする人材も、外国の熱心な人や、ロボットに負けるからです。
だから、複雑で、指示されないこと、をできるようにしておくべきです。
(これからも、ロボットを導入するほどの規模ではなくて、日本語が重要で、安く仕事をしたい職業では、日本人は必要とされますが、新人を使った方が安いですから、長くは勤められない可能性が高いです。)
それが、「考える」です。研究や開発です。
だから、いまから自分なりの「自由研究」が大事です。
読む。かく。作る。調べる。とても大事です。

きっと、校長室に来るとき、緊張したはずです。
「いいのかな?」って迷ったはずです。
遠慮や、躊躇もあったと思います。
でも、そこを踏み越えてくれました。
「なぜ、踏み越えたのか?」も考えてみたらいいです。
それは、これからもみんなを前に押し出すパワーになるかもしれません。

いま、企業はとても困っています。
人材を雇用するということが、とても大変になっています。
だから、口コミの信頼も重要になっています。
それを、コネとか言って、うらやんではいけません。
すでに社会に出ている人から、「この子は大丈夫」と太鼓判を押されるって、
とても大事なことです。
そのためには、多くの大人と関わるのが大事です。
昨日、ボランティアで清掃にも行っていましたね。
今日は、仙台までボランティアに行く人もいるみたいですね。
そういうときに、そこにいる大人と、人間としての信頼と愛情を高めるのです。
それは、やがて自分を支える大きな力になります。
だから、市の広報などもしっかり見た方がいいです。
そこに書かれているボランティアや、教室などに、なるべく参加してみたらいいです。
もちろん、自分が講師をすることもできるようになりますよ。
それはもう、素晴らしい知恵と経験を与えてくれるはずです。

みんなは、社会人になるのです。
社会とは、そんなに都合の良いものではありません。
でも、社会とは、力をあわせる人の集まりです。
助け合いの集大成です。
助けるためには、その人のできないことができた方がいい。
だから、個性や、個人の経験が、とても重要なのです。

みんなの心のざわめきを大切にしてください。
ざわめきを、なぜだろう?だったらこうしてみたら?と考えるのです。
不満を愚痴として放出するのではありません。
「言うだけ」では、前になかなか進みません。
だから、考える、のです。

他人の意見を鵜呑みにしてはいけません。
(もちろん、僕の意見もですよ。)
相反する意見とくらべ、そしてやっぱり考えるんです。

人生は思ったよりは長いです。
人生は一発では決まらないです。
でも、決まらなかった経験も、人の人生の彩りです。
僕も、「昔、こうしていたら」なんて思うこともありますが、
もしそうしていたら人生が変わってしまいます。
今の人生も、結構好きだから、ま、いいかな。って思ってます。
どうせ、考えたって、変わらないけどね。
かえられるのは、未来だけです。

僕は、リサイクル用のマグネットを作ろうと思ったとき、
それを実現できる企業が無かったので、
就職することはできませんでした。
だから、借金をして、自分で会社を作ることになりました。

この世に存在しない仕事をしようと思ったら、
自分でやってみる。その結果会社ができる。という道しかなくなるかも。

だから、就職情報誌の中から夢を探すべきではないのだと思います。
世の中の、悲しいことや苦しいことや不便なことをなんとかしよう、
という気持ちから、すべき仕事が見えてくるのかもしれません。

未来は明るいです。
一緒にがんばりましょう。
| - | 05:57 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
素敵な高校生たち(植松)
 昨日は、北海道の高校生に話を聞いてもらいました。
今日は、本州の高校生に話を聞いてもらいました。

作っていった飛行機は、試験飛行をしていなかったので、
おもったよりも飛ばなくて残念でした。くやしい。

でも、子ども達はお話をしっかり聞いてくれました。

代表の挨拶も、自分の言葉で、自分の思いで、本当に素敵でした。

退場のときに、握手を求めてくれた子がいました。
うれしかったです。

校長室で帰る準備をしていたら、生徒さん達が来てくれました。
と、ここまでなら、時々あるパターンですが、
今回は、くるわ、くるわ・・・
驚きました。

男子も、女子も。
みんなが、緊張しながら、自分の夢や、自分の悩みを話してくれました。
やりたいことを否定されてつらかったけど、まだ頑張ろうと思います。と
言ってくれた女の子は泣いてました。

忘れてはならないのは、多くの場合、大人が夢を否定するのは、
「よかれ」と思ってです。
また、実際に、努力をしないで、夢を追ってる、って言うだけの人もいるから、
そういうときには、「夢みたいなことをいうな」なんて言われることもあります。
でも、基本的には、悪意はあんまりないと思います。
(たまに、悪意の人もいるけどね。)

大事なのは、「だったらこうしてみたら?」です。
自分のやりたいことを、誰かに否定される。
本当は、大人に、だったらこうしてみたら?ってアドバイスをもらえると
うれしいんだけど、経験したことの無い分野については、アドバイスは不可能です。
だから、教えてもらえないから、
自分で調べる。
やったことがある人と仲良くなる。
の二つの「だったらこうしてみたら?」が必要です。

「どーせ無理だ」には、「だったらこうしてみたら?」で立ち向かうしかないです。
考えるのは、無料です。
おまけに、自分の時間をいくらでも使えます。

自分のやりたいことが、誰かの力が必要だったり、助けが必要だった場合には、
助けてもらえるために、助けるのが大事です。
「助けてください」だけでは、「なんで?」って言われます。
相手の困っていることを考えて、調べて、支えるように関わるのが大事です。
その過程で、きっとまた新しい能力が得られます。

叶えたい夢があるならば、「だったらこうしてみたら?」です。
誰かに、「やめな」と言われて、やめるのは自分です。
でも、やめないこともできるんです。
いろんな道があるんです。

僕は学生のころ、富士重工という会社で働いてみたいと思いました。
見学ができると書いてあったので、お手紙を書き、見学のお願いをしました。
残念ながら、返事はありませんでした。
ま、そういうもんかな。と思いました。
大学では、「この学校に来た段階で、飛行機の仕事は無理だ」と言われたので、
ちょっとあきらめモードになりました。
自動車やオートバイにも興味がありました。
でも、ある日、ウルトラライトプレーンに出会いました。
感動しました。いろんな人に、その感動をしゃべりまくりました。
きっと、その「温度」が重要だったのかもしれないです。
いろんな教授が、僕が飛行機の仕事をしたい、ということを気にしてくれたと思います。
そしてやがて、名古屋で航空機開発に関われるようになりました。
でも、結局その会社を辞め、北海道に帰り、
生まれて初めて会社を経営して、人間を雇うことの難しさに本当に嫌になり、
会社なんてやめてしまおうかな、とも思いました。
でも、そのときに、大人にひどい眼にあわされた子ども達に出会います。
自分を思い出しました。
暴力を受け、僕の夢は否定されました。
僕はたまたま伝記を読んでいたから、大人の言うことに従いませんでした。
でも、くじけそうになったのも確かです。
人間が大嫌いになりました。
その原因は「どーせ無理」だろうと気がつきます。
だから、どーせ無理を無くするために、宇宙開発をしようとします。
そのときに、永田先生に出会えました。
十数年かかって、また航空宇宙の世界に関わることができるようになりました。
人生には、もう遅いも、手遅れも、もうだめだ、も無いのだということを
知ることができました。

世の中にはいろんな人がいます。
でも、自分と比べちゃダメです。
就職すると言っていた子もいましたが、負けないでほしいです。
違う道を選んだ人の方が、楽に見えます。楽しそうに見えます。
でも、それで自分の選んだ道を「失敗だ」と決めたらもったいないです。
すべての人が、同じ条件で、同じタイミングでスタートするのではありません。
最初から条件はイーブンではないのです。
だからこそ、現在の自分の条件を活かして、何をするかが重要です。
何をすればいいか。
簡単です。
時間を大切にして、やったことがないことをやるのです。学ぶのです。
知りたがるのです。やりたがるのです。
うわーすげ!うわーやってみたい!って、常に感動するのです。
それだけで、人生だいぶん変わります。

自分の夢を否定されたとき、その人を恨み続けるのはもったいないです。
(短時間であれば、怒ってもいいですが、何日も怒ってるのは、精神衛生的によくないです。)
自分の今の人生は、あいつのせいだ、なんて言ってる暇があったら、
自分の今の人生を良くする努力をした方がいいです。
そして、先生も、親も、生まれて初めての毎日を過ごしてるのです。
体調だって悪いこともあります。心配なことで心が固まってることもあります。
だから、必ず間違えるのです。他人の意見に「絶対」はありません。
だから、「絶対否定」もないです。「絶対肯定」もありません。
ふーん。なるほどね。そういう可能性もあるわね。と聞いておけばいいです。

自分の夢は、「なぜやりたいのか?」「すべきことなのか?」しっかり考えたらいいです。
今日、「有名になりたい」という子がいたので、
「多くの人に名を知られたいのか?それとも、後世に語り継がれたいのか?」と聞いたら、
はっとした顔になってくれました。
きっと、なぜ生まれてきたのか。なぜ生きているのか、という悩みの最中なのかも。
僕も昔、永遠の命が欲しいと思ったことがありました。
自分の存在がよくわからなくなったからだと思います。
でも、クラスの女の子に否定されました。
銀河鉄道999を見なさい!と言われました。
見たら、考えが変わりました。彼女達には感謝しています。


今日も、まんがやアニメや本の話をしました。
なんでもいいから、沢山のあきらめない生き方に出会ってほしいです。
七転び八起きです。
転がされても、ただではおきないガッツです。
伝記を読んでほしいです。きっと、力になります。

沢山の握手。沢山の神妙な顔。
Tシャツにサインしてくれって言ってくれた子もいました。
みんな。ありがとう。
そして、ともに頑張ろう。
日本各地で、同時多発的に「だったらこうしてみたら」を広めれば、
まちがいなく、未来は明るくなる。
今日、沢山の仲間が見つかりました。
ともに生きる仲間です。
| - | 15:01 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
よく飛ぶ紙飛行機(植松)


あまり焦らないように作ってみて、約20分。
まだ接着剤が乾いていません。
乾くまで、まだ30分はかかるかな。
これだと、1時間や、45分の授業の中で使うのは難しいですね。

この紙飛行機は、二宮康明さんの極初期の設計です。
現在の機体よりも、重心位置は前にあり、また、胴体も太いです。
尾翼も二枚重ねになっているので、やや重いです。
しかし、丈夫です。
重心位置を後退させると、水平尾翼が飛行機を浮かす力にかかわるようになります。
(重心位置が前だと、水平尾翼はお尻を下げる力を生む傾向なので、全体の揚力が減ります。)
飛行性能は良くなりますが、調整がやや難しくなるほか、外乱に弱くなる傾向があります。

この古い設計の機体は、丈夫で、調整も容易です。
最新のものから見たら、飛行性能はやや低いですが、
それでも、上手に調整すれば、体育館の端から端くらいは楽に飛びます。
子ども達ががんがん遊ぶためには、ちょうどいい感じです。

この飛行機を作るたびに思い出すのは、永田先生です。
子ども達と一緒に、この紙飛行機を作ったことがあります。
かなり真剣に作ってました。
そして、調整もしていました。
子ども達と一緒に、飛距離の競争をして、ぶっちぎりの一位になったとき、
おもいっきりガッツポーズして、やった!といいました。
その大人げのなさが最高です。
まだ、出会って日が浅いころのことでしたから、その一件でますます好きになりました。

航空機や力学などに興味のある人は、
生まれて初めてこの飛行機を作っても、
その仕組みがとても本物に近いことに気付いてくれます。
そして、真剣に調整してくれます。

興味が無い人は、「紙飛行機だろ、子どもの遊びだろ」になってしまいがちです。
もったいないなあ、と思います。

先日、稚内の方の小学校でロケット教室があったとき、
沢山の保護者の方も参加してくれました。
でも、ロケット製作に口出しできないから、しょうがないから、
かれらは真剣にこの紙飛行機作ってくれました。
沢山のお母さんたちが、そらもう真剣です。
とてもうれしくなりました。

航空機の研究をしようとおもったら、
いくらでもできます。
スケールモデルや、紙飛行機で試験飛行はできます。
風洞が無くたって、とばしゃあいいんです。

この紙飛行機に興味を持ってくれる人。がんばって作る人。
僕はとても好きです。
今日は高校で講演です。
この飛行機は、講演の途中で使う予定です。
興味を持つ子はいるかなあ。いたらいいなあ。
| - | 08:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
戦争の原因(植松)
 戦争は恐ろしいです。
国家間の問題解決の手段、なんて言われていますが、
とにかく、問題解決のために相手の命(可能性)を奪うのは、
人類規模で損失です。

戦争の原因は、きっと単純です。

「排他」じゃないかと思います。

自分の意見を守るために、他人を見下し、他人をバカにし、認めない。

これは、とての弱い人間のすることです。

弱くて、不安でしょうがないから、
努力すべき時間を使って、自分とは違う意見の人を見下す。
気をつけなければいけないのは、こういう人にかかわったとき、
うっかりすると、ダークサイドに落ちてしまう、ということです。

基本的には、「やらない言い訳」をする人達は、抵抗勢力になりません。
なぜなら、「やらない」からです。
ほっとけばいいんです。
なんぼバカにされたって、見下されたって、否定されたって、
ほっときゃいいんです。

すべきことをすればいいんです。
そのすべきこととは、「恨み言」ではないです。

相手の人格をバカする。
相手の家族をバカにする。(親の顔が見てみたい。かえられない過去の否定は卑怯だ)
自慢する。
自分の経歴(生きた年数)をひけらかす。(だって、後輩は年齢を追い越せません。)
自分の過去を自慢する(過去しか自慢できないってことは、現在さぼってるってことです。)
大声を出す。
普通の人は使いたがらない悪い表現を使う。(シネ、殺す・・・)
自分はどんだけひどい眼にあったかをしつこく説明する。
自分がどんだけ大変か、どんだけ頑張ってるかをしつこく説明する。
自分に害をなした人をとにかく恨む。愚痴を言う。(たいした害でもないのに)
自分を認めなかった人間を、とにかく恨む。愚痴を言う。
力がある、有名な人間と仲良しであることをひけらかす。(自分のすごさの説明)
そのた、もろもろもろ・・・。

排他をする人間に負けて、自分も同じことをしたら、
相手の勝ちです。完璧な負けです。

恨んでる暇があったら、すべきことをすればいいのです。
だまって、やればいいのです。

同情してほしいなら、素直に、そういえばいいです。

優しくしてほしいなら、素直に、そういえばいいです。

ちやほやしてほしいなら、素直に、そういえばいいです。

ツンデレじゃないんだから、あまのじゃくなこと言わなくていいです。
素直に言った方が、うんと楽になります。

心が弱ってるとき、僕も良くない行動をとりがちです。
人を恨むこともあります。
なにもかも投げ出したくなることもあります。
俺がこんなに頑張ってるのに!って思うこともあります。
でも、そういうときは、「ああ、自分は疲れてるんだ」ということを自覚し、
素直に寝た方がいいです。

僕は幸せです。
なぜなら、しんどいながらも、子ども達が僕を救ってくれるからです。
今日も、湧別で中学生と高校生に話を聞いていただきました。
すごくよく聞いてくれました。
笑ってくれました。身を乗り出してくれました。
それこそが、僕の心を清浄にもどす最高のカンフルです。

明日は、岩見沢の高校で講演をしてから、
栃木に移動です。その後は山梨だったかな。
ぎゅーぎゅーの移動ですが、頑張ってきます。

| - | 16:31 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
なぜそうしたいのか?(植松)
 ありとあらゆることをするときには、
かならず、「なぜそうしたいのか?」を考えるべきです。

サッカー選手になりたい!
なぜ?

有名になりたい!
なぜ?

金持ちになりたい!
なぜ?

就職したい!
なぜ?

あの子とつきあいたい!
なぜ?

しっかり考えると、いろんな道が見えてきます。

以前、卒業文集の僕の夢、という作文に、
「金持ちになりたい!」と書いた子がいました。
ある機会に、その子に、なぜ?って聞いてみたら、
大好きなおばあちゃんが病気だから、なおしたいのだそうです。
だったら、それが君の夢だよ。お金は手段だよ。と話しました。
君が勉強してお医者になるって道もあるかもしれないし、
いまからでも、おばあちゃんと沢山話をするのもいいかもしれない。
おばあちゃんをなおしたいなら、幸せにしたいなら、
いっぱいすることがあると思うよ。
その子は、理解してくれました。

なぜ?と考えることを、
めんどくせ。
わかんね。
と切り捨てたら、きっとその夢には届きません、もしくは、
間違った夢を追うことになります。

大学に行きたいのなら、
自分が何を学びたいのか?
その大学のどの授業が受けたいのか?
同じ授業を提供する大学は沢山あるから、どの教授にかかわりたいのか?
で選ぶべきです。
偏差値で、行けそうなところに行くとか、
なるべく偏差値が高いところに行くとか、
大学に入ってから夢を探すとか、
だと、きっと、その時間と費用は、大半が無駄になります。
なにしろ、もはや「大学卒」という学歴は、企業にとっては、
「とりあえず、受験勉強をやったまじめなやつである可能性がある」くらいにしか
判断されないことが多いからです。

大学では、専門の高等教育を受けます。
いきなり、専門用語の雨霰です。
科学は発達していますから、毎年より高度になってしまいます。
そこに、受験勉強しかしていない人が参加すると、ちんぷんかんぷん(死語?)です。
専門用語を覚えるところから始まりますので、とても大変です。
だから、大学に行く前から、自分の学びたい学問をやっておいた方がいいです。
そうしないと、大学に入ってから、とてもつらい思いをします。
でも、高校の先生や、予備校の先生は、大学に合格させることが目的ですから、
そんな、試験に関係のない勉強をしていると、「余計なことするな!」と怒ります。
でも、その人達は、あなたの大学進学後の人生には、かかわりようがないのです。
だから、自分の人生のために、すべきことをすべきです。

就職も同じです。
僕は、「じゃあ、学校の休みとかを利用して会社に来て手伝って、適性を確かめた方がいいよ。」と言います。
来る人は、ほとんどいないです。
自分に都合良く解釈して、内定をもらったと判断します。
その後、音信不通だったと思ったら、3月くらいに、学校の事務局から電話が来ます。
○○ですが、いつからそちらに伺えばいいんでしょうか?
なんですかそれ?
学校には、内定をもらった、と説明しているのです。
おまけに、その後、自由です。就職活動から解放されて、自由です。
だのに、僕の会社にきません。もちろん、飛行機やロケットやリサイクルやマグネットや子どもの教育に関しての勉強もしません。
その人は、「就職活動から脱出したくて就職したいだけ」なのかもしれません。

インターンシップで来ても、定時以外は部屋に引きこもってしまう人もいます。
会社のメンバーが実験などをしていても、興味も示しません。
そんな人、雇えるわけが無いです。

だから、真剣に、「なぜ?」を考えてほしいのです。
人生を有意義にいきるためにも、とにかくひたすらに、「なぜ?」を考えるのです。
幼少時のエジソンのように。
ということで、エジソンの伝記を読んでください。
おすすめです。
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奇跡的に台風がそれました(植松)
 昨日は、札幌の手稲区の小学校でロケット教室と講演でした。
前日の天気予報では「暴風雨」
さすがに、今回は無理かも・・・と弱気になりましたが、
とりあえず準備を整えて、6時ちょっとに赤平を出発です。

途中はかなりの雨。
風もあります。
やっぱ、だめかなあ・・・。

しかし、学校につく頃には、雨もやみました。
グラウンドには水たまりはあるものの、触ってみたら、かなりよいグラウンド。
固くて、水はけが良さそうです。
大丈夫かも・・・。

6年生96人にお話を聞いてもらいました。
うなずいてくれます。笑ってくれます。うれしいです。
でも、途中から、みんなが真剣な顔になってしまいました。
リアクションが減ったからちょっと心配になりました。
でも、すごくしっかり聞いてくれたことの現れだったようです。

ロケット制作時にも、質問に来てくれます。
助け合います。いい子達です。
できるだけ、作業を強制したくないので、時間がややオーバーしました。
でも、それを受け止めてくださる先生方に助けられました。

無風。雨もやんでます。グラウンドも水たまり無し。
よい条件で打ち上げできました。
こどもたちは、緊張したり、喜んでくれたり・・・。
サインを求めようとしてくれた子がいましたが、
先生が、「全員にはサインしたら時間が大変だ。1人だけだと不公平だ。だから、
今回は我慢しよう。」と言ってくれていました。
時間がなくて、ごめんね。

給食を一緒に食べ、楽しい時間を過ごしました。
次の、保護者向けの講演のために、4階からロケット教室の道具をおろそうとしたら、
女の子達がぱっと走ってきてくれました。
そして、どんどん荷物を奪って運んでくれます。
工作道具は、ものすごく重たいのに・・・。
頼んでいないのに、助けてくれました。
きっと、僕を見てくれていたのでしょう。
そして、助けるために、何をすればいいのか考えてくれたのです。
涙が出そうになるほどうれしかったです。

おもいやり。
それは、人の行動を見て、助けようと思う心。
「なにをすればいいんですか?てつだうことありませんか?」
何も見ようとしないで、何も考えないで、指示を待つだけなのは、思いやりではありません。
ましてや、気がつかないふり。見えないふりをするのは、最低です。

会社でも、さっと手が出る人が居ます。
そういう人に、僕は恩を感じます。
僕は恩を返そうと常に考えます。
一生、心に残る原動力になります。

昨日の子達にも、恩を返します。
一生忘れないです。

素敵なやさしい子達と、
その子達を支える先生と、
その保護者の方々と、
地域の方々に、感謝です。
| - | 09:51 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |